松風カステラ
「ちりぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」(細川ガラシャ)。
こんばんは。旅する詩人cipolina、京都に来ています。京都はええどす。みなさん親切どす。お茶もお菓子もおいしいどす。
本日の京都の気温は14度。春のような陽気でした。
写真は、赤い毛氈がひかれた大徳寺・高桐院。冬枯れたお庭の奥には、細川ガラシャのお墓があります。
壁には「一鳥鳴山更幽」(鳥のひと鳴きが山の静けさを際立たせる)という掛け軸が。背筋を伸ばして座りなおし、すい込まれそうな静粛に心をそわせます。
入り口でお願いしておくと、お抹茶をいただくこともできます。お茶請にはお寺の近くで買った「松屋藤兵衛」の「松風カステラ」を。
カステラの耳のところは「福耳」とよばれ、縁起がいいというお話(?)。「端っこはおいしいのに安いんですわ」。お店のおばあちゃんが、ニコニコと教えてくれるので、つい嬉しくなって買ってしまいました。
カステラは、表面に塗られた白味噌が香ばしく、後から白ゴマの香りが追いかけてきます。松風カステラ、改め「ハッピーカステラ」。おばあちゃん、おおきに。甘辛い風味のカステラは、初めて食べたのに、なんだかなつかしい味がしました。
命短し旅せよ乙女♪ 久々の京都歩きを楽しんでいます。