cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

最後の夜は「港灣壹號」(One Harbour Road)

 
 最後の夜は、ヴィクトリア・ハーバーを見下ろすレストラン「港灣壹號(ワン・ハーバー・ロード)」。10年ほど前に一度家族で来たことがあって、そのときの「チャーハン」のおいしさは今も我が家の語り草になっています。
 最近リニューアルをしてさらにパワーアップしたというので、どんなものが出てくるのか楽しみです。
 目の前には九龍の夜景。港では夜8時からのシンフォニー・オブ・ライツというレーザーショーが始まるので、その時間にあわせて窓辺の席を予約しました。
 
 アラカルトでも頼めるのですが、いろいろな種類を食べてみたいので、コースをセレクト。メニューはこんな感じでした。↓



港灣壹號「夜のコース」

  • 子豚の皮のロースト広東風
  • 車えびとココナッツミルクのフリット
  • フカヒレとカニ肉のスープ
  • アワビオイスターソース煮
  • チキンとエシャロットのブラックビーンズソース炒め
  • 卵白とホタテ貝柱のチャーハン
  • マンゴープリン
  • 小さいおまんじゅう2種類

 ジノリのお皿で出される美しい料理の数々。メニューでは、最後のご飯が「チマキ」になっていたのですが、お願いして「チャーハン」に変えてもらいました。思い出のチャーハンに再び出会えて感無量です。
 そして印象に残ったのは、「子豚の皮のロースト」。北京ダックのようにカリカリに焼かれた皮は、甘辛のソースとたっぷりの香味野菜と一緒にいただきます。豚のうまみが際立った美味なる一皿です。
 あと変わったところでは、車えびとココナッツミルクのフリット。ココナッツミルクの方は塩のかわりにお砂糖をつけて食べます。サクサクの皮の下にはトロリとしたクリーム。エビと交互に食べると、食感の違いを楽しめます。
 コースは800HK$(約13000円)。お値段もゴージャスですが10年に一度の贅沢。このおいしい記憶が、自分へのおみやげです☆    
  
 帰りは、レストランのすぐそばから出ているスターフェリーにのって九龍サイドへ。ゴンゴンと響く船のエンジン音、冷たい海風に身を縮めながら、ネオン輝く夜景が小さくなっていくのを見つめました。さよなら香港。またいつか。 

「港灣壹號」(One Harbour Road):灣仔港灣道1號 君悦酒店 Grand Hyatt HongKong, 1 Harbour Rd., Wanchai/TEL:2588-1234