cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

茶芸館にて

      
 ヴィクトリアピーク行きのトラムの駅のそばには、香港公園という大きな公園があります。摩天楼の狭間で見つけた緑のオアシス。公園の中ほどには、白いモダンな洋館が建っていました。
 中は「楽茶軒」という茶芸館。隣は「茶芸博物館」だそうで、お店の中にも様々な茶器が展示されています。おままごとのように小さな器たち。
 好みの茶葉を選ぶと、テーブルにお茶の道具がならべられ、お手前が始まります。
 中国のお茶の作法はちょっと複雑。家でまねしたいところですが、少なくともあと2回見ないと覚えられそうにありません(苦笑)。上の写真は「春摘みの鉄観音」を淹れているところ。
          
 そして、こちらは「ジャスミン・ピーチ」。親指大の丸いツボミにお湯をそそぐと、グラスの中に紅色の花が咲きます。言葉が通じないので説明は聞けませんでしたが、何度もお湯を足しにきてくれるマダムは笑顔がステキな人でした。
 
 ふくよかで芳醇なお茶の香りは、雑踏の中で疲れていた気持ちをやわらかくほどく魔法の一服。
そして、満腹状態の苦しさをリセットしてくれる妙薬だったようで・・・。
 

「楽茶軒」(LOCK CHA TEA HOUSE): 香港公園内 10時〜22時 無休(中環駅から徒歩10分)