cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

表参道「al solito posto」

 イタリアやフランスの港町に行くと、必ず食べたくなるのが「海の幸のスープ」。
 イタリアでは、地方によって「アクア・パッツア(狂った水なんて意味が?)」とか、「ズッパ・ディ・ペッシェ」などと呼ばれ、、リヴィエラ海岸から一歩フランスに入ると、「ブイヤベース」と呼び方が変わるようです。
 オリーブオイルがアイオリソースになったりと作り方も微妙に変わるようですが、その土地ならではの新鮮な魚介類を使ったスープは、旅で疲れた体をいつも元気づけてくれます。
 本日は、イタリア好き仲間4人と、ブイヤベースがおいしいと評判の「al solito posto」に集まりました。(南イタリア料理店ですがなぜかフランス風のブイヤベース)
 場所は、表参道と外苑前のちょうど真ん中あたり。エイベックスビルのそばの脇道を入って3分ほど歩いたところにあります。
 小さな3階建ての建物で、1階はケーキショップ、二階、三階がリストランテになっていて、大きな窓、白い木の壁がかわいらしいお店です。
 私たちのテーブルには、イタリア・トレンティーノ出身のテオ(だったかな?ちょっとあやふや)がサービスについてくれて、久々のイタリア語にちょっとドキドキ。
 他にもジョバンニやフランコと日本人でもイタリア名の名札をつけたカメリエーレが、元気いっぱいにテーブルの間をぬっていきます。
 南イタリアの留学から帰ったばかりのHさんおすすめの店というだけあって、ピッツァ類もおいしいのですが、やはりお楽しみは最後のブイヤベース。
 横長のル・クルーゼの鍋でドーンとだされるスープは、全部食べずにスープを三分の一ほど残しておくと、後でリゾットにしてくれます(↓写真)。
      
 一度に二度おいしいブイヤベースを食べて心も体もほっかほか。お腹いっぱいすぎて、珍しくデザートまでたどり着けませんでした。
 今ならあのフルーツ山盛りのタルト、食べられるのになぁ(←未練たらたら)。「al solito posto」のケーキショップは、青山一丁目駅のそばにもあるので、いつか是非試してみたいと思います。