cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

四国中央「料亭即今」

 「鱧(ハモ)」というと夏のイメージですが、実は秋の鱧も脂が乗っていて、どうしてなかなかのもの。
 トップ写真は、四国中央の「料亭即今」でいただいた土瓶入りの「鱧のお吸い物」。骨からとった出汁の香りがフワリと鼻腔にぬけ、澄んだ旨みが体にしみわたるようです。
 お店には、威勢のいい板前さんたちの声がひびくカウンターもありますが、お座敷や個室、離れもあり、あちこちの部屋から楽しげに談笑する声が響いてきます。
 適度な緊張感と、ゆるりとした居心地のよさ。器づかいにも季節感があふれ、目にも美味しいお料理の数々が並びました。



  
 今回いただいたお昼のお献立は、ゴマ豆腐、お造り、鱧のお吸い物、サバ寿司、揚げ物・焼物などの盛り合わせ、お豆腐のプリンです。お釜で炊かれたご飯もツヤツヤと輝いていました。
 最後に、お抹茶と一緒に添えられてくるのは、お店の暖簾にも描かれている「フクロウ」の落雁。徳島の和菓子屋さんで特別に作ってもらっているものだそうです。
 は〜。久々の贅沢なお昼。満腹のお腹をさすりながら表に出ると、本物のフクロウが木陰で休んでいました。気のせいか私にウィンクを???  
「またね」。そう言っていたかどうかは不明です。