cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

中之島倶楽部のオムライス

 中之島には、明治から昭和にかけて作られたヨーロッパ風のモダンな建物がいくつも残っていて、川沿いの色付き始めた街路樹の下を歩けば、気分はもうパリ??(いや、大阪)。
 赤レンガが美しい中央公会堂は、レトロな雰囲気をそのままに、2002年に改修工事を終え、それに伴い地下の旧食堂もリニューアル。大阪三日目のお昼は、こちらへお邪魔することにしました。
 名物だった「オムライス」は、今も健在。ただしお昼だけの限定200食とのこと。なんとなくずっと卵入りの何かを食べているような気もしますが、気にしない気にしない。それに、オムライスの発祥は大阪だというしね。食べないわけにはいかんでしょ。(←いやホントは後から知ったんですけど)。
 さて、こちらのオムライス。洋食屋さんらしく、バターの香りが漂い、ソースもケチャップではなくデミグラスソース。そして、卵2〜3個を使って、チキンライスをフンワリと包んでいるため、内側の半熟な部分がご飯にとろけるようになじんでいます。上にのったリコッタチーズがまろやかさと深みをプラス。思わず白ワインでも飲みたくなるようなお味です。
 当たり前のものを、毎日丁寧にキチンと作ること。できそうで案外できないことです。しかも、このオムライス、スープ付きで680円。(安いっ!)
 惜しむらくは、店員さんが若くてカッコよくて(カワイクて)今風すぎること。味のあるおじちゃんかおばちゃんがいたら、レトロな雰囲気がさらに高まったのになぁと思うのは、望みすぎでしょうか。