cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

タルトタタン風ジャムとマスカルポーネ


 冬が近づいてきて、朝おきるのがつらくなってきました。
みなさんは、朝ご飯、ちゃんと食べていますか?

 私は低血圧で、朝はボーっとしているので、パンとコーヒーだけということがほとんどです。
でも、時々週末にジャムを作っておいて、フルーツ代わりにパンと一緒に並べることがあります。
 レモンでビタミンアップさせたジャムは、早起きがつらい日の味方。体調が悪い時でも、消化がいいので、ヨーグルトと一緒に食べられます。

 
         

 上の写真は、本日のジャム。「タルトタタン風」です。
りんごを煮たシロップは「ジュレ用」に、果肉は裏ごしして、レモンと砂糖と少量のキルシュを加えて「ジャム」にします。一度で二度おいしいこの作り方は無駄がなく、そこにはフランスのママンたちの知恵を感じます。
 以前は、漉すのに一苦労だったのですが、2年前にパリの問屋街でムーランという「裏ごし器」(トップ写真)を見つけてからは、作業がうんと楽になりました。タルトのフィリングにも利用できるので、たくさん作って冷凍保存しておきます。

          
   
 今日は、さらに自家製マスカルポーネも作ってみました。これは、昨晩「パン種」を休ませている間、オーブンのそばにおいて、一緒に発酵させたものです。
 市販のものよりゆるめで、マスカルポーネというよりフロマージュブランに近い出来ですが、まろやかな酸味とコクがあり、パンにぬって食べるには申し分ありません。フレンチトーストやホットケーキなどと合わせて、またフルーツにかけてもおいしそうです。
 パンは、えーっと、いちおう「ホワイトバンズ」・・・のつもりだったんですが、なぜか「焼きおにぎり」みたいになっちゃいました??? あはは(と、笑ってごまかしておこう)。 
        
  
 
 ジャムのある朝はいつもよりちょっといい気分。
 ちっちゃな幸せは案外身近なところにあるのかもしれません。
 それでは、りんごのタルトタタン風ジャムと、マスカルポーネをダブルでぬりぬりして、「いっただきまーす」。
 「はむっ」