cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

鎌倉「レ・ザンジュ」

 私cipolinaは「ダイエット」を決意いたしました。我ながら情けないとは思うのですが、最近「秋限定」という言葉に負けてお菓子を食べすぎ体重が急上昇。
 諸悪の根元は、スウィーツ好きを魅惑し誘惑する「秋限定」という言葉。よって、本日から「秋限定スウィーツ」と戦うことにしました。がんばれ私。
 しかし、こういうときに限って「お茶をしに行こう」と言う輩がいるものです。うちの父です。普段そんなことを言った事もないくせにどういう風の吹き回しなのでしょうか?私の意志がメレンゲよりフロマージュブランよりやわいとでも思っているのでしょうか?ふッ。見損なってもらっちゃ困るぜシニョーレ。
 とは言え、せっかく盛り上がっている家族の和を乱すのも忍びなく、"仕方なく"行ってまいりました。鎌倉「レ・ザンジュ」へ。
 
 いやな予感は的中です。いきなり目の前にあらわれたのは、キラキラと輝く「マロニエ」(上の写真)。栗がまるごと入った秋限定の焼き菓子だそうです。皮はパリパリで中はしっとりとしたアーモンド生地。中の方に隠れているクリ、間違いなく「食べて〜」と言っています。
 神は私を試しているのでしょうか。懇願しているものをなおざりにするほど、私は非情ではありません。それに今日は昼を食べていないので、これくらいはダイエットの神様も許してくれるはず。あるいはひょっとしたら今は見ていないかもしれません。
 しかし、熱い視線はそれだけではありませんでした。ショーケースの中の「限定和栗モンブラン」と「限定ショコラモンブラン」(トップ写真)もクリクリとしたまなざしで、こちらを見上げているではないですか。一つだけ「えこひいき」するのは信義にもとります。マロニエはその場でいただくことにして、あとはまとめて連れて帰りました。ついでに、秋限定ではありませんが大好きなブレッツエル(写真)も買っておきました。なんだかすごくいいことをした気分ですが、全くの勘違いということはよくあることです。
 
 しかし不運とは続くものです。家に帰ってきたら、知り合いが新宿高野モンブラン(写真)を持って遊びにきました。多分、なにかの陰謀ではないかと思います。国家的機密がその裏にはあるのかもしれません(←ありません)。
 夕食を食べるべきか、それともモンブランを食べるべきか。悩めるハムレットの心境です。戦い終わり日が暮れて、気づけば今日も限定品に敗れたのでした。
教訓:何かを「しない」ようにがんばるのは難しい・・・。by.cipolina