cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

Mantova「素材への愛?」

         
 写真は、さわやかな夏の香りを感じる「えんどう豆のリゾット」。「Dal Pescatore」で使われる野菜や果物の多くは裏の畑で栽培されています。そこには、アヒルや鴨も放されているそうで、メインの「鴨の胸肉のロースト」は文字通り地鶏(地鴨?)。自分たちで作った作物を料理する、それは料理人にとって天国のような場所かもしれません。
 
 デザートは、たっぷりとチョコレートがかかったバナナのセミフレッドと、ジェラートの盛り合わせ。ジェラートは銀の容器が4つ運ばれてくるので、そこから桃とカシスを選びました。
 お店に入ってから3時間半。最初はあんなに緊張していたのに、デザートを食べる頃にはすっかりリラックスしていました。
 最後にお店のご主人アントニオさんが挨拶にやってきます。とてもおいしかったと伝えると、おみやげにメニューを一冊ずつプレゼントしてくれました。
お別れの言葉は、「また来てください」ではなく「また帰ってきてください」。
マンマの素晴らしい料理は、パパの気取らないサービスあってこそ。ミシュランの三ツ星となってもなお家庭的な温かさに満ちたリストランテは、☆の数より輝いてみえました。