キタ〜。モンテ・ビアンコ！！

朝、8時半、Funivie Monte Bianco(モンテビアンコ・ロープウェイ）の出発地ラ・パリューへ。ここからロープウェイを３本乗り継いで、モンテ・ビアンコ（モンブラン）中腹にある展望台を目指します。
　クールマイヨールは標高約1300ｍ。そこから一気に2000m上がるわけですから、ロープウェイの傾斜はかなりきついです。優雅に景色を楽しむなんてとんでもない。うっかり下を見ると膝の力がぬけちゃいそうです。

　　　　　　　　

　写真は、ロープウェイの最終駅「プンタ・エルブロンネール」から見たデンテ・デル・ジガンテ山。「デンテ」は「歯」という意味で、その名の通り、てっぺんが牙のようにとがっています。
　ダイヤモンドダストのキラキラしたシャワーの向こうにそびえる4000ｍ級の山々。それはもう「あ〜」と叫んでしまいたいくらい、心揺さぶられる風景でした。
でも、肝心のモンテ・ビアンコは、雲に覆われていて見えなかったんです（涙）。舞い散る粉雪が厚い層となって見えそうで見えない。う〜。残念。
　天気がいいと、シャモニー（フランス）まで、ロープウェイを乗り継げると聞いていたのですが、これも風のため運休。たとえ行けたとしても、帰りの便が動かないこともあるとか・・・。（ありそうな話でコワイ。）
　澄み切ったモンブランの姿を見るために、１カ月滞在してチャンスを待っている日本人女性にも出会いました。アルピニストになるには熱いロマンと忍耐が必要なんですね。
　にわかプチロマン派の私たちは、翌日車でシャモニーに行って、フランス側からモンブランを見ようと決心したのでした。