cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

オルタ湖へ

 朝、ソッリソ村から車で30分ほどの「オルタ湖」へ向かいました。
ミラノの北西80キロのオルタは、聖なる山「サクロモンテ・ディ・オルタ」のふもとにあり、湖の中ほどには「サン・ジョルジョ島」という小さな島があります。先日、NHKの「世界遺産イタリア縦断1200キロ」にも登場したので、ご覧になった方も多いかもしれません。
 町に入る手前で車を降り、おみやげ物屋さんや小さなホテルが並ぶ坂道を下っていくと、船着き場のあるラ・モッタ広場です。
 写真は、オルタ湖に浮かぶ「サン・ジョルジョ島」。20人乗りくらいの中型ボートに乗って渡ります。往復で3ユーロ、ある程度人が集まったところで出発となります。(このへんがのんびりしていてよろしい〜)。
サン・ジョルジョ島には、教会と女子修道院、そのほかにはレストランとおみやげ屋が一軒ずつあるだけ。そぞろ歩く観光客の話し声しか聞こえない静かな島です。
道を曲がるたびに、格言のような一文が書かれたプレートが現れます。詩の一節なのか聖人サン・ジョルジョが残した言葉なのか・・・。拾い読みしながら、ちょっと考えるふり。
 女子修道院には宿泊施設があるそうで、朝の礼拝に出席したり、お掃除を手伝ったりすることで格安で泊めてくれるそうです(とテレビで言ってました)。 湖にぽっかり浮かぶこの島に静粛と平和を求めてやってくる人たちの気持ち。なんだか分かるような気がしました。