cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

カンパリソーダとチョコレート? 

 ヒゲもじゃのお店のご主人は、見た目はこわそうですが、おしゃべり好きな明るい人(何代目かのカンパリさん?)。「カンパリは何種類ものハーブが入っていて体にいいんだよ。うちじゃ子供の頃からみんな飲んでたよ。おやつの時、チョコラータやビスコッティと合わせるとすごくおいしいんだから」と、ゆでタコのように赤くなった私のほっぺをつまんで、ニカ〜ッと笑います。

差し出されたチョコレートを一つ試してみると、たしかに合うかも?チョコレートの甘さがカンパリの苦みを中和してくれるのです。「おー」と言いながら、どさくさにまぎれてチョコレートをたくさんいただきました。(私にはチョコの方がおいしかったりして・・・)。しかし、子供の頃からおやつの時に飲んでいたとはねぇ。羨ましいかぎりです。

ミラノのアペリティーボが他の町よりステキなのは、おつまみの種類が断然多いことです。カウンターには、チップスやピクルス、チーズにハム、片手でつまめる小さなサーモンのサンドイッチなどが並んでいて、つい食べ過ぎてしまいます。テーブルに座って飲んでも、盛り合わせのお皿をサービスしてくれますが、ちょこちょこカウンターでつまんでいる方が私は好きです。食べて飲んで笑っていると、あっという間に時間がすぎていきます。カンパリソーダは3,3ユーロ(450円くらい)。夕暮れのひととき、ドゥオーモを眺むベストポジションでアペリティーボを楽しみませんか?