cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

魅惑のお菓子が私を誘う

 ドゥオーモから西に歩いて7、8分の「loggia]というお店のショーウィンドウには、フィレンツェの隣町プラート名物の固焼き「ビスコッティ」や、シエナの代表的な菓子「パン・フォルテ」(トップ写真)など、トスカーナの焼き菓子が並びんでいます。

 イタリア中で見かけるビスコッティも「prato」と町の名前がついていると、なんだかおいしそうに見えてしまうから不思議です(写真左)。1キロ単位で売っていますが、1つとか2つでもバールで食べることができるので、カプチーノに浸しながら、柔らかくして食べます。

 素敵なパスティッチェリアの発見に気をよくして、歩いていると、2週間閉まっていたボンボローネ(ドーナッツのような揚げ菓子)で有名なお店「cucciolo」が再開しているではありませんか。

 お腹はいっぱいでしたが、道端でほうばっている人たちを見たら、我慢できなくなり、つい買ってしまいました。

 このところちょっとやせてきたのに、また太っちゃうな〜。うーん、でもほんのり温かいボンボローネ(写真右)はやっぱりおいしい。ざらめを口の端にいっぱいつけて、幸せをかみしめます。ダイエットの文字ははるかかなたへ。

 このcorso通りには、おいしいお菓子屋が二つ、ジェラテリアが二つもあって、私にとっては、ジプシーより、照りつける太陽より、危険な香りのする通りなのです。