映画の後のオムレツ

　有楽町で開催中のイタリア映画祭に行って「アガタと嵐」（Agata e la tempesta）を観てきました。ジェノバを舞台に、アガタとその仲間たちが巻き起こす騒動を描いています。「ベニスで恋して」のスタッフたちがタッグを組んだコメディタッチの映画です。
　都会の働く女性が主人公になっているイタリア映画を見たことがなかったので、とても新鮮に感じました。パワフルでセクシーなアガタを始め、登場する女性たちがチャーミング。キャラクターの個性を際だたせる色鮮やかなドレスもステキでした。
　笑いあり涙ありのストーリーには、様々な人生が凝縮されています。欠点だらけの性格も、消しゴムで消したくなるような過去も、全てひっくるめて生きていく。器用に生きるなんて永遠にできないけれど、認め合い支え合う人がそばにいることは何と素晴らしいことか。最後までニヤリとさせる仕掛けが盛り込まれ、エンドロールでは会場から拍手がわき起こりました。
　いい映画をみた後は、なぜかお腹が空くもの（？）。帰りに、モザイク阪急の「ＷＥＥＫＥＮＤ　ＢＲUＮＣＨ」に寄って、Ｈ子さんと遅いランチを食べました。私が頼んだのは、「チーズとタマネギのオムレツ」。炒めたタマネギの甘味とトロリとしたチーズが卵とベストマッチ。ピリっと辛いサルサソースも、ちょうどいいアクセントになっていました。
　家でもマネしたいけれど、ちょっと無理かも。「まずは、きれいなオムレツを作れるようにならなくちゃね〜」。（10年前から思っているんですけど・・・。）