cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

ウィーンの朝食

パンのいいにおいが漂ってくる〜。
夕方6時に合わせて焼くなんて、「メゾン・ド・カイザー」は勤め帰りの人をワナにはめる気だ!
あっけなくひっかかって店内へ。この時間にはいつも売り切れてしまう黒パンをゲットして帰ります。
黒パンは、朝食にも合います。バターを薄くぬった上にハチミツを重ねる食べ方は、むか〜し、ウィーンのプチホテルで食堂のおばちゃんに教わりました。黒パンのおいしさに目覚めたのは、このときからです。
おばちゃんは毎朝パンを焼いていて、3日目の朝は「カイザーシュマーレン」というウィーン風パンケーキを作ってくれました。フワフワとした生地に、ラム酒をところどころにふって、生地がジュッと沈んだところをいただきます。粉砂糖とハチミツのかかった「カイザーシュマーレン」の意味は「王様のパンケーキ」。忘れられない朝食です。