cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

明日からなれる大阪人(イタリア人)

 「どや!大阪のおばちゃん学」(前垣和義著/晶文社)という本を読み始めました。最初に「大阪のおばちゃん度チェックリスト100」を試すことに。「道を聞かれて知らないところでも、とりあえず教える」「飴ちゃんを人にあげるのが楽しみである」「他人の話にウソっと大げさにあいづちをうつ」「まけてはコミュニケーションと位置づけている」などなど、ニヤリとさせる質問が並んでいます。しかし途中まできて「私は大阪のおばちゃん度が高い??」ということに気づき愕然としました。あわてて○にした項目を数えなおしたりして…(悪あがき)。前世はイタリア人と思っていた私(?)ですが、実は大阪人の間違いだったのかもしれない???
 イタリア人は質問されるのが大好きです。まだかまだかと待っている節さえあります。道に迷って警察署で尋ねようものなら、オレがオレがと5人くらいいっぺんに出てきて教えてくれます。犬まで出てきます。そして同時にしゃべる。わからんっちゅうに。しかしもっと困るのは、大阪のおばちゃんと同じく「知らないところでもとりあえず教える」点です。なぜか「知らない」と言えないイタリア人(大阪人)。これには何回も痛い目にあっているので、最近は必ず2、3人に聞いて確認するようになりました(笑)。
 「Sconto(まけて)」も有効です。これからイタリアに行く人は、あっちこっちで試してみてください。買い物が2倍楽しめます。 ローマの素敵な時計屋さんに入ったとき、「ここは無理かな」と言い出せないでいたら、なんとお店の人が気を利かせて5ユーロまけてくれたことがありました。もちろんそのときはちょっとオーバーなくらい感謝の気持ちを伝えなくちゃいけません。相手はもっともっと喜んでくれるので、お店を出るときはハッピーな気分までおみやげにもらえます。
 食事も買い物も相手とのやりとりを楽しむのがイタリア流、いや大阪流か。そうそう、本には「誰でも簡単に大阪のおばちゃんになれる即席改造術」も載っていました。明日から私も大阪のおばちゃん、いやイタリアのおばちゃん(どっちも同じ?)に変身できそう。
※上の写真はさきほど焼いた白パン。味見はこれから・・・。

どや!大阪のおばちゃん学

どや!大阪のおばちゃん学