cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

パン・オ・ショコラとタルト・オ・ポム

朝寝坊だ!やばい。30分しかない。朝風呂入らないと目が覚めないのにどうするよ。化粧は、植木は、ゴミ出しは〜。etc・・・。とまぁ大パニックに陥ったものの、速攻で準備したら、結局いつもの電車に乗ることができました。よかったよかった。
オフィスに着くとまだ人もまばら。自宅近くのメゾン・ド・カイザーで買ってきたパン・オ・ショコラを取り出し、ガブリとほおばる。サクッと言う音に2列先にいる同僚が振り返る。あせっ。一瞬、2つのうち1つをその人にあげようかと思いましたが、次の瞬間には2つ目に手が・・・。すまん。M君。
このメゾン・ド・カイザーは朝7時半から開いているので、こんな風に朝ご飯を食べ損ねた日には迷わず駆け込みます。早い時間はすべてのパンが焼きたてホカホカ。パン・オ・ショコラのチョコもまだ温かくとろけています。隣のCAFEで大きめのカップに注がれたカフェオレと味わえば、至福の時が過ごせること間違いなし。
ここはバゲットやカンパーニュのようなハード系もおすすめです。なにより香りがよい。カルピスバターを使って作っているせいだと聞いて合点。我が家でもちょっと奮発してカルピスーの発酵バターを買って合わせています。

昨年パリに旅行したとき、毎朝早起きしてパン屋めぐりをしました。パン・オ・ショコラとバゲットが評価の基準。店にもよりますが、クロワッサンの生地は全体的に焼きが深く、少し重め(歯ごたえがあるというかコシがあるというか)だと思いました。中でもおいしいと思ったのはサンジェルマンからほど近い「ポワラーヌ」。小さな路地にひっそりとたたずむかわいらしいお店です。二日連続で訪れ、基本パン以外にタルト・オ・ポムを買いました。続けて行ったせいでしょうか。マダムがクッキーをおまけしてくれて、とても嬉しかったです♪
タルト・オ・ポムは、丸くのばしたパイ生地でリンゴを包み砂糖をふっただけの素朴なものですが、甘酸っぱいリンゴにバターの上品な香りがマッチし、見かけよりずっと複雑な味わいです。パンにおけるバターの役割はツヤ(見た目)、味、歯ごたえ、そして香り。おいしいパンはこの全ての条件がそろっているんだよ、とコルドンブルーの先生に習ったことを思い出しました。
さて、お腹空いてきましたね。今日はここまで。キッチンに何かないか見てこようっと。