cipolinaの甘い生活

お菓子ときどき旅

giro d'italia

Mantova「旅立ちの朝」

旅立ちの朝、スーツケースの車輪が割れました。う、うごかない。ピンチです。あわててマントバの町に買いに走り、一回り大きくて、そして軽いものに買い換えました。 でも、暑いフィレンツェや、石畳のフェッラーラ、北イタリア中をともに旅してきた傷だらけ…

「おとぎの国マントヴァ」

約2ヶ月にわたって書いてきました北イタリアの旅も、いよいよ大団円。マントヴァの町でお別れです。 マントヴァは、運河に囲まれた中世の町。塩野七生さんの「ルネッサンスの女たち」にも登場するイザベッラ・デステの嫁ぎ先です。 北イタリアの地方都市に…

Mantova「素材への愛?」

写真は、さわやかな夏の香りを感じる「えんどう豆のリゾット」。「Dal Pescatore」で使われる野菜や果物の多くは裏の畑で栽培されています。そこには、アヒルや鴨も放されているそうで、メインの「鴨の胸肉のロースト」は文字通り地鶏(地鴨?)。自分たちで…

マントヴァ名物「カボチャのトリテッリ」

マントヴァはマスタードの原型である「モスタルバ」の産地としても有名で、メインの料理やチーズを食べるときには、このモスタルバが添えられてきます。 モスタルバは、野菜や果物を砂糖で煮込んで白からしを加えたもの。野菜の他に、スイカやオレンジなどの…

Mantova「世界一のマンマの味」

イタリア最後の晩餐。道に迷い、畑の中で遭難しかけながらたどり着いたのは、マントヴァから25キロ、ルナーテ村というところにある「Dal Pescatore」です。 着替えてくる暇がなかったので、車の中であわてて靴を履き替え、ジャケットを羽織ります。言葉がう…

「最後の晩餐・DAL PESCATORE」(Mantova)

旅行の時の食事、これは一番の楽しみであり、そして最も悩ましい問題です。そのとき食べた料理が、訪れた町の印象まで変えてしまうなんて言ったら大げさでしょうか。 今回のイタリア旅行では、いろいろなスタイルの食事を経験しました。 留学していた一ヶ月…

Riviera「Mazzottiのお皿」

もう一軒は、ジェノバに程近い「albisola il mare(アルビソラ・イル・マーレ)」という町の工房「mazzotti」です。 「イタリアの陶器」というとスペインのマヨルカ焼きのような白くて厚い生地に描かれた、明るい色調のものを思い浮かべてしまいますが、この…

Riviera「街角の文房具屋さん」

こんなワタシですが、イタリアの職人たちが作る身近な小物たちに出会うと、胸がキュンとなります。今日はリグーリアで見つけたステキな「fabbrica」(工房)を2軒ご紹介したいと思います。 写真は、「final borgo(フィナル・ボルゴ)」という村で出会った文…

RIVIERA「イタリア買物編」

イタリアに行ったと言うと、必ず聞かれるのは「買い物した?」という質問。その度にウッと答えにつまるcipolinaです。 ワタシは洋服やくつを買うことは決してきらいではありません。むしろ好きな方だと思います(バーゲン狙いだけど)。 しかし、あえて「イタ…

ソリッソ村 「al sorriso」チーズはハチミツと一緒に 

フォアグラの前菜で始まった、「al sorriso」の夜は、開始から2時間半、やっとチーズまでたどり着きました。でももうお腹はいっぱい。チーズのワゴンにひるむ私たち。でも「これとこれは食べ頃だよ」という店員さんのすすめに負け、結局5種類も食べることに…

三つ星「al sorriso」 

旅の友イベリ子と車を借り、ミラノの北西50キロのソッリソという村へ向かいます。今日はこの村にあるミシュランの三つ星レストランに泊まって、夕食をとる予定です。 「ARONA」という町で高速をおりると、まわりは田園地帯。ここまでくると地図は役に立たず…

Ferrara「I sofisti」のスペシャルパスタ

夕食は、これまた4日前から目をつけていたリストランテへ。いつも夜9時くらいに通るとテラスも店内もいっぱいなので、きっとおいしいお店に違いないと思っていたのです。 ここのスペシャリテ「パッパルデッレ・ソフィスティ(SOFISTIは店名)」(住所・via p…

Ferrara「はにかみ屋の陶芸家」

フェッラーラ最終日。若手陶芸家のお皿を買いました。4日前に見て一目惚れです(お皿にだよ)。お店の名前は「CERAMICHE DEL LUCA」(Piazza Trenta Trieste,64,ferrara)。 フェッラーラには、エステ家の時代から500年続く陶芸技術を守っている職人がいます…

Ferrara「ベッリーニはおいしい♪」

写真は、夕方BARで飲んだベッリーニ。モモのジュースとスプマンテのカクテルです。マグカップ一杯分くらいありましたが、ノドが乾いていたのでグーっと飲み干してしまいました。なんておいしんでしょう。でも飲み口はよいのですが、あとから酔いがまわっ…

フェッラレーゼになって、街を走ろう

実際、自転車に乗ってみると、この街はとても走りやすいのです。坂がなく、道が整備されていることもありますが、一番の理由は「右側走行が守られているから」でしょう。 また、うるさい「ベル」を鳴らす人もいません。というか、ベルを付けている人の方が少…

Ferrara「市長さんも自転車通勤」

」 フェッラーラの第一印象は、とにかく「自転車が多いこと」です。エステンセ城の塔の上から街を見下ろすと、車は道に数台なのに、道の両脇をそれとは比べものにならないぐらいたくさんの自転車が走っていました(トップ写真・見えにくいかな)。夕方ともな…

失敗も多いのがイタリア

お昼は、タリアテッレ・ペスカトーレ・コン・リモーネ。白身魚にレモンがきいたパスタです。アドリア海の海の幸にありつけると喜んでいたのですが、あれれ、なんだか苦いぞ。レモンの皮が多すぎるみたい。塩加減はよかったんですけどねぇ。残念。駅に着いて…

Ravenna「モザイチスト(モザイク職人)」

「サン・ヴィターレ教会」の脇に、「モザイク修復学校」を発見。表札はもちろんモザイク。これがメチャクチャかわいいんです(写真)。 ラヴェンナには、モザイチスト(モザイク職人)養成の学校も多く、市の運営する学校(CISIM)では、一週間単位で申…

Ravenna「1500年前のプラネタリウム」

最初に訪れたのは、「サン・ヴィターレ教会」(写真上)。チケットは共通入場券になっていて、これ一枚で主だった教会5カ所に入れます(1枚7.5ユーロ・学生証をみせれば6.5ユーロ)。毎回入り口のところでパチンと穴を開けてもらうのですが、最後に5つの穴…

「古都ラヴェンナへ」

アドリア海に面したビザンチン美術の古都「ラヴェンナ」は、、フェッラーラからリミニ行きの電車に乗って1時間。メインの路線から外れたローカル線のため、今までなかなか訪れるチャンスがありませんでした。 ラヴェンナは、街の中心500メートル四方に見所が…

Ferraraのホテル移動

朝「Hotel Annunziata」に別れを告げ、300mほど離れた「Astra」というホテルへ移りました。venere.comで予約して80ユーロ。4つ☆なのに安いです。おまけにダブルのシングルユースなので、部屋もかなり広いです。やった〜。

ヴェネチアのパスタは1.5倍 

ヴェネチアに来たらやっぱり「海の幸のパスタ」を食べなきゃ。ということでおいしいそうなお店を探してウロウロ。 リアルト橋から、細道を奥に奥に入っていくと、わざと人目につかないようにしているとしか思えない「トラットリア」や「バーカリ(居酒屋)」…

フラゴリーノはどこ?

さて楽しみにしていた「フラゴリーノ」ですが、結論からいうと見つけられませんでした(涙)。それらしきバーカリ(居酒屋)に入っては「フラゴリーノある?」と聞くのですが、「うちにはないよ。でもそこの角の店ならあると思う」と言われて、そちらに向か…

ヴァポレット

駅に着いたら1番のヴァポレット(船)でサン・マルコ広場に行く」。呪文のように繰り返しながら、なんとか無事船に乗り込みます。ところがこの水上バス、ものすごく遅いんです!S字型の運河に沿って進むのですが、こっちの岸にとまりあっちの岸にとまりと、…

日帰りヴェネチア旅行

6月26日(日) 今日は、語学学校の時の友達に会いに、ヴェネチアへ日帰り旅行。「フラゴリーノ」(いちごの香りのするワイン)を飲んで「魚介のパスタ」を食べる、それが一日の予定。え〜、それだけ〜と言われそうだけど、夏のこの時期は、サン・マルコ寺…